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2012年11月19日月曜日

開放型、湯沸かし器、換気工事。

ブログ記事、第93話。

今日は、園芸とは違うお話し。
湯沸かし器の換気工事をした報告です。

築45年の我が家。湯沸かし器は、3代目の小型の
もの。換気は、窓を少し開けて換気扇を回す生活です。

でも先日、東京ガスの安全点検で自然給排気設備を
付けて欲しいとの指摘が有りました。

でもね~、45年も前の家にそんな洒落たものが付いて
いるわけがないのですよ。窓もアルミサッシでないし、
隙間風がスースー。正に自然の家!

でも最近の密閉住宅を基準にした安全基準。しょうがない
ので、ステンレス丸型ガラリを3個付ける事にしました。

湯沸かし器の下横に給気用。湯沸かし器の上横に
換気用。ダイニングキッチン上部に自然給排気用の
3個です。
「モルタルに、コンクリートドリルで穴開け。何個開けた?」

木造モルタル構造で、台所が一部出窓になっている
ので、そこに先ず2個開口することにしました。

位置出しが難しいので、以前通した給湯管を基準に
位置を決め、先ずセンターの穴を開けて位置を確認し
開口サイズを決めました。

その結果150mm径の開口は、スペース的に出来
そうにないので、100mm径としました。
「コンクリートタガネで斫り、ハンマーで割る。」

タガネで少しずつドリル穴を繋げて、最後は、真ん中を
丸頭ハンマーで一撃。無事にモルタルを割ることが
出来ました。
「ラス網をニッパーで切り、防水紙を剥がし、木摺が見える」

モルタルに入ってるラス網(金網)を切りモルタルを
取ります。防水紙も取り、電気配線などが近くを
通ってないか確認後、木摺(外壁の下地の木材)と
内装材を切る準備に入ります。
「内装は、無垢のラワン材25mm厚。ホールソーで少しずつ開口。」

内装材は、硬い無垢のラワン材の一枚板です。
この時代、日本が東南アジア中の熱帯ジャングルを切り
まくって輸入していた頃なので、家中にとても立派な
無垢材がふんだんに使われています。

その厚い板が、しっかり乾燥してとても硬い建材となって
いて、簡単には開口できません。

100mm径の本職用ホールソーは、DIYで使うには高いし、
コンクリートのコア抜きを借りて開ける程でもないので、
中国製の3/4インチ(19mm)~5インチ(127mm)12刃が
入った780円のホールソーセットを4セット買い、4インチ
サイズ(102mm)を4個潰す間に2個開口出来るかなと
考えました。

でも充電式インパクトドリルを使ったら、一発でセンターの
軸部品が壊れました。流石、780円セット!

そこで電源コード電力で回る電動ドリルで気長に開けました。

(最近になり、実径97mmのホールソー単品が9,000円
くらいでネットで買える事が分かりました。でも100mm径を
開ける予定が今後有りません。安物でもセット品は、他の
サイズを使い回しが出来るので、やはり正解だったかも?)
「両側から開けて、何とか開口。」

 25mm厚の板は、実質20mmの刃深のホールソーでは、
内側から貫通出来なかったので、外側からも先ず木摺を
切り取り、25mm厚板を開口、何とか貫通出来ました。
「無事に開口。ここまで1日仕事。」

思ったより綺麗に貫通出来ました。しかし硬かったな~。
ここで今日の作業は、終了。疲れました~。
「翌日は、上部の開口。」

少しは慣れて来ましたが、コンクリートドリルの切れが
悪くなって来て、時間が掛かりました。また位置的に
脚立の上で左腕でドリルを持つので、力が入りません。
「昨日より時間が掛かりましたが、木摺が見えました。」

脚立の上の作業なので力が入りづらく、だいぶ手こずり
ました。
「今日は、先ず外側からホールソーで切ってから内側から開口。」

内側は、木製の造り付けのレンジフードが有るので、
先ず出来るだけ外側から開けました。

その後、その油だらけのフードに頭を入れての開口作業。
大変だ~。
「ここで問題が有る事に気付きました。壁厚50mm。」

通常の木造家屋は、三寸五分(105mm)の柱を挟む
壁厚なので、外部ガラリや内部シャッターに約50mmの
内筒がついています。(合計約100mmの内筒になる。)

つまり100mm以上の壁厚を前提にした換気用品なのです。
50mmの壁厚では、どちらかか両方を切るなりして、短く
しなくてはなりません。
「左の室内シャッターを右のように逆T字に切り、広げる。」

サンダーで3箇所、縦に切り根元も横に切る。これで、
筒が広がったので、外壁側ガラリ筒を内側シャッター筒の
中にいれる計画にしました。

ガラリ側の筒は、雨水侵入避けの下部仕切りが付いて
いるので、切らないのが賢明です。
「先ず室内側シャッターを取り付けました。」

抜け難いように3箇所付いている爪を強めにしてあります。

筒部分が少し長いようなので、再度短くカットして再取付。

押しこむ時に真ん中のシャッター部分を押さない事。

シャッターが変形して隙間が出来たり、ストッパーが
引っかからなくなり、無限回転仕様になります。(笑)
「外壁側ガラリを内側にハメ込む。」

外側から力を入れてハメ込んでので、内側が少し
浮きました。再度内側から押し込む。

一人でやっているので、これを何回か繰り返して
やっと取り付け完了。
「上部用を取り付ける前に、爪を短くカット。」

さっきは、両側から交互に押す羽目になったので
ネジで固定出来るように爪部分をカット。
「ネジで固定して、内側から押さなくて良いようにしました。」

先程は漫画のような一人芝居をしたので、ネジで固定しました。
「ガラリをハメ込み終了。」

先程より簡単に入りましたが、やはり一箇所のネジ止め
では、動いて一発で入りませんでした。2箇所以上の
ネジ止めをお勧め致します。
「室内側の内部シャッター。」

内部にガラリ側の雨水侵入避けの下部仕切りが見えてます。
「上部のシャッター。天井ギリギリに付けました。」

このシャッターの右側に、レンジフードに取り付けられた
25cm角型ガラリが付いていて、その向こうに湯沸かし器
上部が有ります。
「ガラリ周囲をコーキング。」

防水コーキングをして終了。
「上部もコーキング。ついでに震災で割れたモルタルを補修。」

もう1個のダイニングキッチンのガラリは、使用してない
既存の排気パイプを流用して、取り付けました。

これで3個のガラリが付いたので、東京ガスに
再点検を依頼しました。

点検後、満面の笑みで帰って行ったので、先ずは
上出来でしょう。

我ながらお疲れ様でした。以上、ご報告でした。









※追伸。

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